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発行日	書　名	著作者	出版社	本体価格	ISBN-10	ISBN-13
2011/3/25	『新しい中島敦像–その苦悩・遍歴・救済』	閻瑜	桜美林大学北東アジア総合研究所	3150	4904794133	978-4904794135

刊行によせて（一読者としての感想）　　佐藤保

凡例

序章

第一部　転換点としての『わが西遊記』（「悟浄出世」「悟浄歎異」）

第一章　『わが西遊記』ー沙悟浄の苦悩・遍歴・救済

第二章　中島敦の苦悩と模索ー『わが西遊記』（「悟浄歎異」）以前

　第一節　形而上学的苦悩ー存在への懐疑・不安・恐怖

　第二節　芥川龍之介「『話』らしい話のない小説」との関り

　第三節　初期習作における模索ー存在に関する認識の萌芽

第三章　東西文学思想の渉猟

　第一節　カフカ文学への共鳴ー存在についての探究

　第二節　「山月記」にみる創作方法についての悟り・西洋文学の影響

　第三節　芥川龍之介の再来かー「杜子春」と「山月記」

　第四節　スピノザとパスカルの影響ー必然と自由についての認識

第四章　東洋への回帰ー『わが西遊記』（「悟浄出世」）以後

　第一節　疑天から敬天へー「弟子」『古俗』「李陵」

　第二節　「述而不作」および「歴史其儘と歴史離れ」ー「李陵」

　第三節　『列子』および老荘思想の受容ー「幸福」「名人伝」

第二部　中島敦の批判精神ー時代との関り

第一章　近代文明に対する批判

第二章　政府の植民地・教育政策への反対

第三章　芸術至上主義ー戦争文学に対する不満

第四章　「不射之射」ー抵抗の方法

終章

中島敦略年譜

あとがき

※筆者の名前はプロフィールに括弧書きで「Yan Yu」と表記されています。






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